ウェストサイド物語~映画を観て考えさせられること

個別指導塾の学習空間,前橋大島,高崎筑縄教室の清水です!
ここのところ急に涼しくなりましたね。体調を崩しやすいので気をつけていきましょう!

さて,今年はレナード・バーンスタイン(以下レニー)の生誕100周年ということもあり,至る所でそれにちなんだコンサートが行われています。レニーは世界を代表する偉大な指揮者であり,作曲家であり,教育者でした。中でも一番耳にする機会が多いのが,ウェストサイド物語ではないでしょうか。レニー自身は「ウェストサイド物語の作曲家」と評価されることをあまり良く思っていなかったようですが…

先日,ウェストサイドストーリーのシネマティックコンサートに行ってきました。映画から音楽部分のみを抜き取り,音楽部分を映画の進行に合わせフルオーケストラで演奏するものです。指揮台にの上に映画の進行に合わせてどのタイミングで振れば良いか,テンポときっかけがバーが表示されるのですが,非常に難度の高いコンサートです。佐渡氏(レニーの最後の愛弟子です)曰く,「指揮台の上では職人のようなことをやっています。レニーでもこのようなコンサートはできないでしょう。」ウエストサイド物語は1957年初演,1961年に映画化されて以降,アカデミー賞でノミネートされた11部門中10部門を受賞するなど20世紀を代表し,今なお世界中で愛されている映画です。舞台はニューヨークのウェストサイド。ポーランド系アメリカ人少年で構成されている非行グループ・ジェット団と,最近になって力をつけてきたプエルトリコ系アメリカ人の非行グループ・シャーク団との,陣地の占有権を巡る抗争を描いたものです。その中に複雑な人間関係があり,深い愛と憎しみ,悲しみがあり,見ていて考えさせられることも多いです。この映画のすごい点は,50年以上も昔に作られたにも関わらず,50年後の今を占い,50年後にこの映画を見る人々も共感できるという点です。「ここにいる全員がトニーを殺したのよ。銃ではなく憎しみで。」とマリアが涙ながらに訴えるシーンには言葉が出ません。しかしながら,50年たった今でも,世界に目を向けると,核兵器は未だ造られ続け,戦争や紛争は悪化の一途をたどっているという現実。少し古い映画ですが,一度観てみてはいかがでしょうか。色々考えさせられるはずです。

群馬の塾なら個別指導の学習空間

SNSでもご購読できます。

まずは1週間の無料体験学習をお試しください

コメントを残す

*

CAPTCHA