雑感:‘空気‘という名の魔物

個別指導塾の学習空間、伊勢崎東・前橋大島教室の古川です(‘^’)

中国の武漢市を起因とする新型ウィルスの影響により、
全世界が深刻な影響を受けています。
終息時期の見通しが立たない中で、
老若男女を問わず不安に苛まれているというのが現状ではないでしょうか。

このような未知なるウィルスに対して、昼夜を問わず対峙し続けている
医療従事者の方々に対して心より敬意を表します。

テレビや新聞、インターネットのニュースで、
いわゆる”自粛警察”と呼ばれる人々からの攻撃や
他方、twitterではハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」をつけた抗議の運動が
専門家だけでなく芸能人の方々を巻き込んだ一大ムーブメントかのような
動きを見せたりもしました。

さて、これらの事象に対してみなさんはどのような感想を抱いていますか?
「緊急事態宣言の最中に外出しているのはおかしい・・・。」
「こんな非常時なのに検察のことをやっている暇があるのか・・・。」
等々、様々な印象や感想を抱かれると思います。

それらの感情論に対しての賛否は私にはありません。
このような感情論とは異なる所に私は注目をしています。

それは・・・
「各事象について皆さん理解していますか?」
ということです。

いわゆる‘自粛警察‘の方々は、
新型ウィルスに対しての知見を持ち合わせているのでしょうか?
緊急事態宣言の宣言内容を一度でも目にされているのでしょうか?

また、twitterで話題を生んだ抗議運動に参加している方々は
法案を一度でも読まれているのでしょうか?
この法案がいつから議論されているのか知っているのでしょうか?

改めて、私自身これらの事象に対して賛同も反対もしません。
なぜなら、お恥ずかしい話、勉強不足で分からないからです・・・。

当然ながら他人を傷つける行為は許されるものではありません。

情報を得るために様々なメディアからニュースを見ていても、
どうも”良い点・悪い点”や”正しい・正しくない”のような情報の区別がなされていないように感じるのです。

このような混沌とした状況で物事を正確に判断することはできませんし、
仮にできたとしても往々にして誤った判断をします。

現代社会は情報化社会の為、誰しもが様々な情報にアクセスすることが可能です。
ですが、大量の情報がある社会の中で、
もし誰か意図的に自らの目的を達成するために誤った情報を流していたとすると、
見識がなければ半ば盲目的に信じてしまうのではないでしょうか?
ある意味で”見えざる手”の如く瞬く間に誤った情報に侵食され、
忽ち誤った方向へと進んでしまいます。

思想信条は誰しも自由に持つことができ、何人たりとて脅かすことができるものではありません。
しかしながら、半ば強制的に受動された情報により思想信条が形成されることは
もはや意思を持たぬ”操り人形”と同然です。

”人間らしく”生きるためには情報を能動的に獲得し、自分自身の価値観に照らし合わせ
判断しなければならないと思います。

「何となく…」や「○○が言うから…。」と物事を決めていませんか?

”考えない”ことはとても楽に生きることができ、とても快適なことでしょう。
”考える”ことは様々なことを知らなければならず、とてもつらいことでしょう。

しかし、生きることは即ち考える=思考することです。
だからこそ、思考するための情報が大切なのです。
その為、一面的な情報は非常に危険なものなのです。

情緒的に、そして受動的に判断しない様”空気”という魔物に思考を犯されぬ様
まっすぐに生きていきたいです。

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